フィトケミカル栄養学とメディカルハーブ
第7の栄養素とされる「フィトケミカル」、自然治癒力を高める「メディカルハーブ」。植物の持つ不思議な力が注目されています。
フィトケミカルとは
これは植物性食品の香りや色、アクなどから発見された化学物質です。
フィトケミカルは野菜や果物、豆類、海藻、お茶やはーぶなど、さまざまな食品に含まれていて、抗酸化力があり、免疫力のアップなどに役立つのではないかと期待され研究されています。
私たちの体は食品からエネルギーを作り出します。その過程で「活性酸素」が発生します。この活性酸素が細胞膜を攻撃し老化を引き起こします。それだけでなく、生活習慣病、ガン、認知症、皮膚のしみやしわといった老化現象は、この活性酸素が大きな原因になっています。
一報、活性酸素を除去し、老化を防止してくれる抗酸化物質が「フィトケミカル」です。植物は光合成をおこなうため紫外線を浴びなければなりません。私たちは生きていると体や内臓を動かしています。それだけで活性酸素が発生しますが、更に食事をとり、消化する事でも活性酸素は発生します。つまり、つねに活性酸素が発生している訳です。
燃焼・・・・・そのままだと活性酸素・・・・老化・生活習慣病・そのほかの病気など
燃焼・・・・フィトケミカル(抗酸化作用)・・若々しく・健康耐を維持
健康 = 炭水化物 脂質 タンパク質 ビタミン
ミネラル 食物繊維 フィトケミカル
フィトケミカルは第7の栄養素とも呼ばれています。三大栄養素の炭水化物、脂質、タンパク質、そしてビタミン、ミネラル、食物繊維に続くもの。
最近は赤ワインで話題になった「ポリフェノール」大豆の「フラボノイド」緑茶の「カテキン」などが有名です。
フィトケミカルはカロリーがゼロで、微量でも十分に機能を発揮してくれます。
現在見つかっているフィトケミカルの数は、何と約1500種類にも及びます。ほとんどの植物に含まれていて、その種類もバラエティーに富んでいます。
✨フィトケミカルには、ポリフェノール系・カロテノイド系・イオウ化合物系・テンペル類・グルカン類などの種類があります。いずれも抗酸化作用をもっており生活習慣病予防に威力を発揮します。また脂質やコレステロールを取り除いたり、血流を改善したり、種類によって独特な効果を持っています。
自然治癒力を高める、メディカルハーブ
植物の科学物質を中心に作られた栄養学が「フィトケミカル栄養学」です。従来のカロリーを重視したものではなく「抗酸化作用」を重視して考えられた栄養学になります。抗酸化作用以外にも動脈硬化や糖尿病の原因になる「糖質」にも有効。さらに消炎作用やホルモン分泌の調整、解毒作用など、さまざまな機能が研究で分かってきています。
同じように最近脚光を浴びているのが「メディカルハーブ」という分野です。従来のハーブのように、単に料理やクラフトに利用するのではなく、それぞれの植物特有の働きに注目し、心身のケアに利用しようという発想です。
メディカルハーブでとくに重視されるのが「自然治癒力」です、これは人間の乱れたバランスを元に戻す生まれつきの力を指しています。メディカルハーブはこの力を高めるのに非常に良いとされているのです。また美容の分野でもその効能が注目されています。