危険な添加物、安息香酸Na(ナトリウム)
添加物FILE 安息香酸Na(ナトリウム)
安息香酸Naは代表的な合成保存料で、水に溶けやすいため、清涼飲料水や栄養ドリンク、シロップなどに使われます。しかし、毒性が強く、安息香酸Naを5%含むえさをラットに与えた実験では、すべてが過敏状態、尿失禁、ケイレンなどを起こして死亡しました。また、安息香酸NaはビタミンCと化学反応を起こし、ベンゼンに変化する場合があります。ベンゼンは人に白血病を誘発することが確認されている化学物質です。
イギリスでは、2006年3月に清涼飲料水に添加されていた安息香酸(安息香酸にナトリウム=Naが結合したものが安息香酸Na)とビタミンCが反応してベンゼンが生成されたため、製品が回収されるという騒ぎがありました。
ファンタグレープ・・・2013年5月より、従来無果汁かせ、ぶどうから抽出したエキスを加えたものにリニューアルされました。それ以外は、以前の製品とそれほとど変わっていません。グレープエキスには、ビタミンCが微量に含まれていると考えらるので、ベンゼンが生成されている可能性があります。
ちなみに、ファンタオレンジには、安息香酸Naは添加されていません。
安息香Naが確認されている商品
<栄養ドリンク>
リポビタンD
チオビタドリンク
アリナミンV
ファンテユンケル
新グロモント
エスカップ
アルフェ
リゲイン
安息香酸ナトリウムは、清涼飲料水の他に、キャビア、マーガリン、シロップ、醤油菓子製造に用いる果実ペーストに使用されています。対象ごとに使用量も設定されています。ジュースや栄養ドリンクに関しては、安息香酸Naの使用量は最大で0.06%のようです。使用基準があるとはいえ、それだけ毒性の強さを認識しているのに、使い続けられています。そしてそれを国が認めていることが問題だと思います。
また、食品以外でもシャンプーや化粧品などにも防腐剤として使用されています。
食べ合わせ・飲み合わせ
例えば、栄養ドリンクを飲んだ後、市販のお茶(酸化防止剤のビタミンC入り)を一緒に飲んだり、ビタミンCが豊富なフルーツなどを食べた場合
「胃の中で化学反応を起こしてベンゼンが生成する可能性が高い」??
これは、恐らく実験されたケースがないため実際には分かりませんが・・・
一説には、安息香酸ナトリウムとビタミンCが化学反応を起こすには、ある一定の条件が揃わないとならないとの指摘があり、食品添加物レベルでは通常は起こらないと言われているようです。
ベンゼンと言うと、築地市場から豊洲市場への移転に関して、ベンゼンという化学物質が多く検出されたということが発表され、大問題になった事で有名ですね。
ベンゼンは、人間に対する毒性が知られている物質で、発がん性があると考えれています。鼻、口、皮膚いずれからも体内へ入り、脂肪組織に蓄積されてしまいます。
体脂肪内に溜まると、容易に分解されることはありません。そして、骨髄細胞を破壊し、免疫系に障害を起こします。
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