natural life あるがままに

自然の恵みをたくさん受け取りたいな~。ツイている人は月の力を上手く取り入れていると聞きます。健康的にも美容的にも自然の力を活用出来たらと思っています。

合成添加物 甘味料②

​​​​​​​​​​​​先日、合成添加物の人工甘味料についてブログに書きましたが
今日は、自然成分から作られる甘味料について書きたいと思います。


​添加物FILE  ソルビトール(ソルビット)​

ソルビトールは、ソルビット、D-ソルビットともいいます。糖アルコールの一種で、もともとは果物や海藻などに含まれて、工業的にはブドウ糖やデンプンから作られます。その由来や動物実験の結果から、安全性は高いと考えられています。ただし、人間が1日に50g以上摂取すると下痢を起こすことがあります。
2012年3月にイタリアでソルビトールを摂取した女性が死亡し、別の女性2人も体調不良を訴えました。アメリカの穀物商社カーギルが生産したものでしたが、この事件により「ソルビトールは危険」という風評が世界中に広まりました。しかし後になって、死亡した女性は、ソルビトールではなく、ハムなどに添加されている​​​亜硝酸Na​​​を摂取していたことが分かりました。​​​​​

亜硝酸Naについては、後で詳しく書きたいと思いますが、毒性が強く・発がん性物質に変化します。​​​


​添加物FILE  ぶどう糖果糖液糖​

ぶどう糖果糖液糖とは、ぶどう糖と果糖が混じった液状の糖です。デンプンを分解してぶどう糖を作りますが、ぶどう糖はあまみが弱いので、酵素を使って甘味の強い果糖に変化させます。そのため、ぶどう糖と果糖が混じった状態になるのです。ぶどう糖を果糖に変えることを異性化といい、異性化糖ともいわれています。これは液状のため、清涼飲料水などによく使われています。なお、ぶどう糖は単糖類の1つで、体内では重要なエネルギー源となり、とくに脳の活動にとって不可欠なものです。果糖も単糖類の1つで、果物に多く含まれる甘味度の高い糖です。どちらも安全性にはまったく問題がありません。
もちろん摂り過ぎるとカロリーオーバーとなり、肥満の原因になります。​​


添加物FILE ステビア

ステビア、南米原産のキク科・ステビアの葉から抽出した甘未成分。昔からステビアの葉は、不妊・避妊作用があるといわれていて、それを裏付ける動物実験もあります。一方で、それを否定する動物実験の結果もあり、どちらが本当なのか、良く分からない面もあります。EU(欧州連合)委員会では、1999年に、ステビアが体内で代謝してできる物質(ステビオール)が動物のオスの精巣に悪影響をもたらし、繁殖毒性が認められたとの理由で、使用を認めないことを決めました。しかし、その後にもう一度安全性についての検討が行われ、当委員会は2011年12月から体重1kgあたり4mg以下の摂取量という条件付きで使用を認めています。
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​​砂糖は「悪者」ではない​​​​​​​

 

「肥満の原因は砂糖」の間違い​

 

さまざまな製品に低カロリーの合成甘味料が使われているのはどうしてでしょう。それは、肥満の原因が砂糖などの糖類と考えられているためです。しかし、砂糖自体が悪いわけではありません。
一般的に、「砂糖のカロリーが高い」と思われていますが、それは間違いです。砂糖は炭水化物の一種で、同じ炭水化物であるデンプンとカロリー量は同じで、どちらも1g当たり4calです。ちなみに、脂肪は1g当たり9calと2倍以上あります。
デンプンはご飯やめん類、スパゲティなどに多く含まれます。つまり、それらを食べると、砂糖の多いケーキやお菓子類を食べることは、それほど変わらないのです。にもかかわらず、砂糖を含む食品が肥満の原因と思われるのは、朝食・昼食・夕食以外に食べるケーキやお菓子などに多く含まれるからでしょう。つまり、間食にケーキやお菓子などを食べる事でもカロリーオーバーとなって肥満を誘発されるわけです。その結果「砂糖が肥満の原因」という事になってしまうのでしょう。
しかし、肥満の原因はあくまで全体的なカロリーオーバーです。
人間が1日に必要なエネルギー量(カロリー)は、性別や年齢、活動度によって違います。


「日本人の栄養所要量」は男性の場合、18~69歳では活動強度が「適度」の人は、2300~2650kcalです。また活動強度が「やや低い」人は2000~2300kcalです。現在では、デスクワークの人が多いので、こちらに当てはまる人が多いです。
また、女性の場合は、「適度」の人は、1900~2050kcalで、「やや低い」人は1650~1800kcalです。女性は男性より体が小さく、必要なエネルギーが少なく済みます。逆に言うと、それだけカロリーオーバーになりやすいということです。肥満になるのを回避したい場合は、単純に食事に含まれる砂糖を回避するのではなく、男性も女性も1日の総摂取カロリーが、適切な数値を超えないようにすねことが、もっとも重要なのです。

適正エネルギー量の計算式

​​​1日に必要なエネルギー(カロリー)​=体重(kg)×​活動別・標準体重1kg当たりに必要エネルギー​​​


活動別・標準体重1kg当たりに必要エネルギーは
・軽労作(デスクワーク、主婦など)・・・25~30kcal
・普通の労働(立ち仕事の多い職業)・・・30~35kcal
・思い労働(力仕事の多い職業など)・・・35kcal以上

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